過去の偉人たちは、ポジティブなものからネガティブまで結婚に関する様々な名言を残しました。
今回はその一部をご紹介いたします。これを機に「結婚」というものを今一度、深く考えてみてはいかがでしょうか。
まずは、結婚についてのポジティブな名言をご覧ください。
とにかく結婚したまえ。君がよい妻を持てば幸福になるだろうし、悪い妻を持てば哲学者になれる。
ギリシャの哲学者であるソクラテスの名言です。
ソクラテスの妻、クサンティッペは世界三大悪妻として有名で、ソクラテスはそんな妻に翻弄されとても苦労しました。
良い妻を持てば、もちろん幸せになれます。
しかしそうでなかった場合でも、結婚によって起こる様々な問題に家族で協力しながら立ち向かうことで、独身のころよりも広く深い視野を持つことができるということでしょう。
急いで結婚する必要はない。結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。
ロシアを代表する文豪であるトルストイの名言です。
じっくりと相手を見極めてから結婚しても決して遅くはない、あわてて結婚する必要はないという意味です。
結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ。
イギリスの神学者、フラーの名言です。
結婚する前は、両目を見開いてしっかりと相手を見て結婚してやっていけるかを見極め、結婚してからは多少のことは目をつむりなさいという意味です。
朝夕の食事はうまからずともほめて食うべし。
戦国大名である伊達政宗の名言です。
妻が毎日作ってくれる食事を当たり前と思わず、いつも美味しいと感謝することで結婚生活が上手くいくということでしょう。
人類は太古の昔から、帰りが遅いと心配してくれる人を必要としている。
アメリカの文化人類学者であるマーガレット・ミードの名言です。
自分の帰りを待ってくれる人がいるということは素晴らしいことですね。
続いて、ウィットに富んだネガティブな名言をご紹介します。
結婚をしばしば宝くじにたとえるが、それは誤りだ。宝くじなら当たることもあるのだから。
アイルランドの文学者であるバーナード・ショウの言葉です。
結婚はどんな相手としても満足できることはない、と言いたいのでしょうか。
とても皮肉が込められている言葉ですね。
独身者とは妻を見つけないことに成功した男である。
フランスの小説家、アンドレ・プレヴォーの言葉です。
結婚して家族をもてば、そこに責任が生じ自由がなくなるもの。そんな時に気ままに過ごす独身男性をみて、羨ましくなったのでしょうね。
隣の芝は青いというやつでしょうか。
男は結婚するとき、女が変わらないことを望む。女は結婚するとき、男が変わることを望む。お互いに失望することは不可避だ。
ドイツ出身の理論物理学、アインシュタインの名言です。
結婚に求めることが男女で異なるという意味です。
そこには必ず齟齬が生じ、理想と現実のギャップに苦しむということを意味しています。
人間は判断力の欠如によって結婚し、 忍耐力の欠如によって離婚し、 記憶力の欠如によって再婚する。
フランスの劇作家、アルマン・サラクルの名言です。
恋愛、結婚を皮肉とユーモアを織り交ぜて表現しています。
偉人たちの結婚観や人間観が垣間見れ、とても面白いですよね。
参考になるものもあったのではないでしょうか。
結婚する・しないは各々の自由ですが、いずれを選択した場合も後悔しないよう、祈っております。